自分を見失ったり、自信がなくなる時ってありますよね。
相談したくても相手がいなかったり、そもそも相談することに抵抗があったり。
そんな時は1人で本を読もう。
自己啓発本は自分の悩みや迷いを解決するための手伝いをしてくれます。
僕が読んだ本のなかから、おすすめの本を紹介します。
「自分に集中する技術」ジェイ・シェティ
邦題は「自分に集中する技術」ですが、原題は「THINK LIKE A MONK」モンク思考です。
※モンク=僧侶
この本はこんな人にお勧めです
- 「他人が気になる」
- 「自分とは何か」に悩んでいる
- 「何が自分にとっての幸せなんだろう」とよく考える
ちなみに、ニューヨークタイムズでNo1.ベストセラーにも選ばれています。
本の入り口はこうでした。
講演会であった「あるひと」
作者のジェイ・シティは、世に言う成功者になりたくてセレブや企業家の講演会によく参加していました。
ある日、友人にしつこく誘われて、行きたくもない僧侶の講演会に行くことになりました。
ただ、この僧侶はアメリカでいうところのマサチューセッツ工科大学(めっちゃ頭のいい大学)のインド版であるインド工科大学の生徒だったにもかかわらず僧侶になりました。
普通に考えれば、約束された、成功が目の前にあるような人生を送れるはずなのに、なぜ僧侶になったのか?
そして、その風貌や雰囲気は喜びと自信満ち溢れ、しかも穏やか。
今まで出会った成功者と思しき(おぼしき)セレブや起業家よりも幸せに見えるのはなぜか。
自分が求めていた価値観を体現している人が目の前に現れ、もっと話を聞かせてくれと懇願した結果、次の講演先=イギリスに呼ばれたので早速行ってみた・・・。
と、ここまでは主人公が僧侶になるまでの話のみたいで、邦題の「自分に集中する技術」とはかけ離れていますが、自分に集中するために何をすべきか、ここからストーリーが始まります。
本の内容と構成
本の内容と構成は以下のようになってます。
- 手放す (自分に集中するために、まず何を手放すべきか)
- 成長する (自分をみつめ、集中し、エゴを理解し成長する)
- 与える (感謝、人間関係、奉仕について)
①手放す
ここでは自分のアイデンティティーやネガティブ、恐怖、意図について章立てされています。
このパートでこんな言葉がありました
本当の自分を生きようとすれば、人間関係が危うくなることもあるだろう。でも、そのリスクを負うだけの価値はあるし、自分らしく生きつつその人たちとの人間関係も維持しようとすることは、やりがいのある挑戦だ。
パート1 手放す 第1章 アイデンティティ より
何かをしようとした時、ON・OFFで考えがちで、天秤のようにこっちを取ればあっちは取れずというシチュエーションを描きがちですが「自分らしく生きる」ことと「人間関係を維持する」ことを両立することに「挑戦」することがやりがいだというこの言葉がすごく刺さりました。
②成長する
ここでは、目的、ルーティーン、心、エゴについて章立てされています。
このパートで刺さったのはこの部分です。
人はなんにでもなれるわけではない
パート2 成長する 第5章 目的 より
だが、自分自身になることはできる
自分に集中する=自分自身になるためにどうするべきか、答えは自分の中にあり、それをどうやって見つけるかが書いてあります。
周りの価値観に合わせるのではなく、自分の中にある自分に価値を見出すことが幸せへと続く道なんですね。
③与える
ここでは、感謝、人間関係、奉仕について章立てされています。
ここまでは自分の内側を見ることに力を使ってきたが、ここからは外に向けて他者との関わりを考えるように段階として感謝、人間関係、奉仕について取り扱っています。
人は感謝が足りないから、愛されていないと感じる
パート3 与える 第10章 人間関係 より
人は、人に与えた愛の分だけ自分にもそれが帰ってくると思いがち。愛が足りない、愛されていないと感じているときは、自分の期待の仕方に問題があるらしい。
ここでも自分を見て(集中して)物事を判断することを学べます。
あと、本を読んだときは後から大事なところを見返せるように付箋を貼ることをお勧めします。
こんな感じにね
お勧めの理由
この本をお勧めした理由ですが
「やってみよう」という見出しで章で実践すべきことが書いてある点です。
ワーク形式になっていてるため、「そうなんだー」で終わらず、実際の行動に結びつきます。
人生を変えるなら、自分を変えるなら、読むだけではなく行動が必要です。
なので、課題があると行動し、行動することで自分を変えることができます。
なのでお勧めしています。
是非手に取って読んで、行動して、自分の幸せに向かって進んでいきましょう!!